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一つしかない物になる。
愛着は、愛を持ってつくられた物にしか宿らない。愛のある物は、愛情の積み重ねからしか生まれない。革だけではない。糸一つ、金具一つ。そのひとつだけを取り出しても、誇れるか。わたしたちは、あなたが信じられる物だけを届けていきたい。時を超え、子へ受け継ぎたくなる物を、作り続けていきたい。それは40年経った今も、明日も変わらない。
伊勢丹新宿店OPEN 百貨店 デパート 専門店 イタリア鞄ブランド Felisi フェリージ 期間限定ポップアップストア 2016年 新聞広告 小藥元
不便になろう。
「不便」になってみましょう。何も昔に戻れ、戻ったほうがいいと言っているのではありません。たまには、不便な状態に、事態に、自分を置いてみる。便利さに甘え過ぎていなかったか。便利さのあまり忘れてしまったこと。失ってしまったものがなかったか。反省してみる時が今なのかもしれないのです。私たちは究極の便利さを求めて走ってきました。その結果が最近の地球環境破壊の問題、バブルの崩壊を引き起こしているような気がします。1992年、何が豊かなのかを見直すいい機会です。昔、そんなに遠くない昔に、あまり便利ではないけれど、自然体で暮らせるこころ豊かな時代がありました。
東京機械製作所・アルマンほか 連合広告 共同広告 1992年 新聞広告 森元聡 今道正純
恋文、いい響きですね。
何度も、何度も、読み返していた。母から手紙などもらうのは初めてのことだった。こんな字を書くことも知らなかった。一瞬、何事かと驚いた。内容はたわいないことばかり。一人暮しには慣れたか。口内炎ができたらハチミツをつけなさい。野菜は必ず食べるように、とかだ。読み終わるとクシャクシャにまるめてごみ箱に投げ入れた。しばらくして、思い直し、シワを伸ばし封筒に入れ、引き出しにほうりこんだ。親元を離れてひと月。アパートの窓の外に目をやる。初夏の光に輝く柿の新緑が目にしみた。最近、手紙を書いたのはいつのことですか。電話という便利なものの普及率が100%近いいま、面倒な手紙は忘れられた存在になりかけています。もう、若い人はラブレターを書いたりしないのでしょうか。便箋を選ぶことからはじまり、個性のある筆跡、言葉とは違う文章。「書く」行為に費やす時間は、とても豊かだと思います。へたでもいい。できればワープロでなく自分の文字で、言葉で書いてみる。万年筆がまた売れているそうです。恋文、いい響きですね。
不便になろう。(手紙のススメ) 東京機械製作所・アルマンほか 連合広告 共同広告 1992年 新聞広告 森元聡 今道正純
わたしは、今日、一歩も土の上を歩きませんでした。
日曜のお昼。とても天気がいいので、ぶらっと外に出た。近くの公園。歩いて5分くらいの所にあるのに、こうして散歩に来るのはほんとうに久しぶりだ。キャッチボールしてる親子。居眠りしてるおじいちゃん。素足で走り回る赤ちゃんを見てたら、狭苦しい靴に閉じ込められているわたしの足がかわいそうになった。ソックスを脱いで裸足になる。土って、こんなにやわらかくて、あったかかったっけ。そういえば、このごろ土に触れること、ないもんね。昔は、みんな土だったのにね。わたしは、今日、一歩も土の上を歩きませんでした。いや、別に今日だけではなく、とくにウイークデイは、土を見ることさえめずらしい生活をしています。会社までのすべての道は舗装されています。雨の日も、水たまりに出会うことはありません。それは歩きやすく、とても便利です。でも、ちょっと味気ない気がします。そういえば、子供のゴム長姿も、あまり見かけなくなりました。土の感触に触れられるくらいの不便さは、あってもいい気がするのですが。
不便になろう。(裸足のススメ) 東京機械製作所・アルマンほか 連合広告 共同広告 1992年 新聞広告 森元聡 今道正純
少し面倒で不便だけれど、どこにも売っていない自家製のおいしさ。
さあ、今日はコロッケをつくるわよ。えっ、コロッケって、つくれるの?買ってくるんでしょ、と怪げんそうな長女。ううん、つくるのよ。つくらない人は、食べられませんよ。最初は、やだなあと言っていた次男も、途中からは、もっとつくろうよ、と大騒ぎ。お父さん、こんなのできちゃった。ほう、うまそうだな。よし、オレもひとつ頑張ってみるか。わあ、お父さんの手っておっきいんだ。家族で、キッチンで、おしりをぶつけながらの日曜の午後。この“作品”、写真に撮ろうよ。うん、さあ、あっついうちに、食べよう、食べよう。このごろ、お店に行くと、いろんなお惣菜がケースいっぱいに並んでいます。ジャガイモの煮っころがしとか、キンピラゴボウなどという“おふくろの味”の代表選手まで、パックにはいって、買うことができます。それはとても都合がいいけれど、やっぱりそれだけじゃ、物足りないんじゃないか。手づくりならではの、いびつさ、楽しさ。少し面倒で不便だけれど、どこにも売っていない自家製のおいしさ。置き忘れたくないと、思うのですが。
不便になろう。(自家製のススメ) 東京機械製作所・アルマンほか 連合広告 共同広告 1992年 新聞広告 森元聡 今道正純
子供の頃の停電のワクワクしたあの夜を子供たちにも経験させてあげてください。
純クン、電気を消してくれ。そう、全部だ。ほら、これがキツネだ。親指に中指と薬指をくっつけて顔にする。人差し指と小指をたてる。これが耳。ロウソクの前に手を出してごらん。影って大きいだろう。父さんの子供の頃、台風で停電したりすると、こうやって影絵遊びをしたり、わざと怖いお話をねだったりしたものさ。学校どうだ。算数が苦手か、嫌いになりそうか。父さんに似ちゃったな。ロウソクの光でお母さんの料理もおいしそう。いただきます。電気を消す。テレビを消してみる。ロウソクをつけて、家族でテーブルを囲む。ゲームをする。食事をする。部屋がいつもとは違う場所のように感じられるでしょう。みんなの顔がテレビを向かない。こうしてゆっくりと話すこともなかなかできないはずです。子供の頃の停電のワクワクしたあの夜を子供たちにも経験させてあげてください。きっと、家庭にあたたかい時間がやって来ます。都市もネオンも消して、停電すれば、空には天の川が戻り、流れ星に願いをかける自然な夜が帰って来ます。時には、不便になるのもいい。
不便になろう。(停電のススメ) 東京機械製作所・アルマンほか 連合広告 共同広告 1992年 新聞広告 森元聡 今道正純
恥ずかしいと思う人がいます。大切にしたいと思う人がいます。
くずだと思う人がいます。栄養になると思う人がいます。 涼しいと思う人がいます。うるさいと思う人がいます。
豊かさって、なんでしょう。 日本化薬ほか 連合広告 共同広告 価値観 1991年 新聞広告 森元聡 今道正純
虹の色って、どんな味?
ちいさな君は、この世界をたべておぼえる。魚の名前。野菜の名前。季節には四つあり、それぞれの恵みがあること。はじめは嫌いなものだって、いつか好きになれる。自然に感謝をすること。人を愛すること。食べるという冒険から学びながら、君は少しずつ成長していく。きょうも、雨上がりの空を見上げた君のちいさな「なぜ?」に出会ったとき、わたしは夕飯のメニューを思いついた。ありがとう、君のおかげで、料理が好きになりました。料理をつくるわたしが好きになりました。
ひとてまで、毎日が変わっていく。キッコーマンで。 おいしい記憶をつくりたい。 kikkoman 特選 丸大豆しょうゆ 本つゆ 醤油 調味料 日本の食卓 家庭料理 和食 2016年 新聞広告
元気いっぱいの小さな笑顔にふれることで、生きるチカラをもらっているのだと思う。
70からの1泊プラン。 「ばぁばのお料理だいすき〜」と言いながら、にがそうな顔で野菜をほおばる孫たちの気づかいに笑った。共働きの息子夫婦の家にクルマで通い、子育てや家事を手伝い、一泊して帰る。私と夫の最近のお決まりパターンだ。いい距離をもった「二世帯」のような暮らし、と言えなくもない。ときどき子どもをみてほしい、と息子夫婦に相談されたときは、正直やれやれと想った。私たちの世代は核家族で生活することが当たり前だったから。だけど、70をこえた今、孫を見る日が楽しみで仕方ない。元気いっぱいの小さな笑顔にふれることで、生きるチカラをもらっているのだと思う。「スマホでつかまえるモンスターもいいけど、本当につかまえる昆虫もいいぞ」夫もなんだかイキイキしている。公園で採集する3人を待ちながら、私は新しいレシピに挑んでいる。
二世帯、近居、遠居。親子の距離から考える、共働き家族の家づくり。 ヘーベルハウス Asahi KASEI ハウスメーカー 住宅メーカー 旭化成ホームズ 2016年 新聞広告 吉岡丈晴
今日、スーパーで食材を買いすぎてしまった。そうだ。実家の冷蔵庫に”間借り”させてもらおう。
歩いて10分の冷蔵庫。 「ママ、ばぁば、じぃじ、ワンちゃん、パパ?」6際の娘に「みぃちゃんの家族は?」とたずねると、かならず祖父母の名前まで答える。共働きのうちの夫婦は、近くに住む私の両親によく子どもの面倒を見てもらう。仕事ひと筋で子育ては母に任せっきりだった父が、孫の相手を不器用にしている姿に、ほのぼのしつつ頭が下がる。私たちも何かにつけては、父母の様子を見に行っている。住んでいる家はちがうけど、いつもたがいを想い合う。すこし離れた「二世帯」のような暮らし、なのかもしれない。今日、スーパーで食材を買いすぎてしまった。そうだ。実家の冷蔵庫に”間借り”させてもらおう。「アンタは昔からうっかりさんだから」そうこぼす、二人の笑顔に会いたいから。
二世帯、近居、遠居。親子の距離から考える、共働き家族の家づくり。 ヘーベルハウス Asahi KASEI ハウスメーカー 住宅メーカー 旭化成ホームズ 母親 お母さん 2016年 新聞広告 吉岡丈晴
5歳の息子の家出先。
「たびにでます」チラシの裏に書かれたメッセージに、古典的だなぁと吹き出してしまった。うちの夫婦は共働き。朝、保育園への息子の送り出しは僕、夕方のお迎えは妻。二人が忙しくてどうしようもないときは、近所で暮らす妻の両親に”ヘルプ”を出す。いっしょに住まずに家事や育児を支えあう。すこし離れた「二世帯」のような暮らしが、広がっているらしい。今朝、息子を叱った。ママのケータイを勝手にいじったから。そこから消息不明。と、思っているのは本人だけ。歩いて5分の義両親の家に、若き家出人はかけこんでいるのだ。じぃじとばぁばにたっぷり甘えて、ケロッとしている姿が目にうかぶ。今日は何時ごろ迎えにいこう。義父にメールで様子を聞いてみるかな。
二世帯、近居、遠居。親子の距離から考える、共働き家族の家づくり。 ヘーベルハウス Asahi KASEI ハウスメーカー 住宅メーカー 旭化成ホームズ 父親 お父さん 2016年 新聞広告 吉岡丈晴
あなたも教科書ですよ、お父さん。
言葉が凶器になる。 お子さんがいま、どんな教科書を使っているかご存知ですか?お父さん。
ACジャパン AC広告 AC公共広告機構 民間広告ネットワーク 父親 お手本 生き方 人生 教育 親子 1979年 新聞広告 小田裕一
そっと知りたいこともある
どこへ行ったか、ガキ大将。 昭和ひとケタは「のらくろ」、ふたケタなら「鉄腕アトム」か。 平凡社 出版社 辞書 世界大百科事典 1976年 新聞広告 安田輝男
ずっと先のことでも、いまからつながってる。
みらいって いつくるの そのことばをおぼえて、意味を聞かれた。これからのこと。といえば、あしたのこと?うーん、それよりも、ずっと先のこと。さっちゃんがね、おおきくなって。おとなになって、およめさんになって。そういう、いつか来るときのこと。そう説明した「未来」に、瞳を輝かせる。浮かんだイメージの輝き、そのままに。こどもの反応の素直さが、うれしかった。でも、親として、おとなとして、考えてしまう。責任があるから。その「未来」には。ずっと先のことでも、いまからつながってる。環境のこと。安全のこと。健康のこと。きょうの新聞にも、気になる話題があった。
家に帰れば、積水ハウス。 エコ・ファースト企業 住宅 不動産 2016年 新聞広告
自分のいろいろを、子供の「やがて」のために、伝えていきたいと思う。
人生の、いちばんいい場所にいる大人は、いま、何を知りたいか。 トレンドをながめて終わり、じゃなくて。「あしたにでも買いにいきたくなる服」が知りたい。
自信もある、自由もある、女性たちへ。 HERS ハーズ 光文社 まったく新しい50代女性のためのファッション誌 女性誌 月刊誌 2008年 創刊広告 前田知巳
子どもに見せられないことを、大人たちがやっている。
戦争なら、殺されても仕方ないですか。
アメリカ軍に従軍した日本人カメラマンの記録 ぼくの見た戦争―2003年イラク ポプラ社 出版社 文庫 本 書籍 政治 マスコミ 新聞広告 岡部正泰
書く人に、なろう。
なんでもない言葉が嬉しいのは、一文字一文字が手作りだからかな。
誕生日にもらう「おめでとう」は、手書きのほうが、やっぱり嬉しい。書く人は、知っています。同じひと言でも、手が生みだした言葉には、手触りが、表情が、ぬくもりがあることを。考えてみれば、手書きの文字は、「手作りの品」です。誰かのために腕をふるった手料理のように、手間と、時間のかかった言葉たち。だから、きっと、ゆっくり味わいたくなる。さぁ、ペンをどうぞ。あなただけの手作りの言葉を、待ってる人がいるから。
書く、を支える。 PILOT パイロットコーポレーション 万年筆 筆記具 文房具 手紙 ことば 2016年 新聞・雑誌広告
書く人は、ゆっくり生きる。
一日くらい返事がなくても、不安になんてなりません。
「即レス」という言葉が生まれたのは、いつのことだろう。いつでもつながれる時代だから、すぐに返信がないだけで、不安になってしまう。でも、思うのです。大切なのは返事の早さ、でしょうか。時間をかけて紡いだ言葉を、ひとりの時間に、ゆっくり読んでもらう。いつもより少し長く、自分のことを思ってもらう。書く人は、知っています。返事を待つ時間は、贅沢な時間でもある、と。誰もが何かに追われている時代。時には、ペンをとってみませんか。つい急いでしまう自分のスイッチをオフにして。
書く、を支える。 PILOT パイロットコーポレーション 万年筆 筆記具 文房具 手紙 ことば 文字 2016年 新聞・雑誌広告
書く人は、嘘が苦手だ。
困ったな。手紙だと、ちょっといい人になってしまう。
胸の奥にある、普段は伝えていない言葉たち。どんな時代でも、手紙がなくならないのは、誰にでも、「うまく言えない言葉」があるかもしれません。ペンを持ち、背筋を伸ばし、机に向かう。自分の気持ちに耳を傾け、ゆっくりペンを走らせる。少しずつ、紙の上に、嘘のない言葉だけがあらわれる。書く人は知っています。いつもより素直な自分を、ペンが引き出してくれることを。時々でもいい。あの人に、書いてみませんか。照れくさくても、本当の言葉を届けられるはずです。
書く、を支える。 PILOT パイロットコーポレーション 万年筆 筆記具 文房具 ことば 文字 2016年 新聞・雑誌広告
女の敵は いつだって女なの ですって
可愛い顔はしてるけど 考えてるのはコワイこと
クインテス 資生堂 化粧品 ブランド Quintess スキンケア 1976年 雑誌広告 竹永睦男
通りすがりの他人ほど、好奇心旺盛である。
立川ブラインド 窓まわりと間仕切りのインテリア総合メーカー タチカワブラインド カーテン 1978年 雑誌広告 土井徳秋
近くのネコも、遠くのトラも、同じように想ってほしい。
近くのネコも、遠くのヒョウも、同じように想って欲しい。
今日2月22日はネコの日です。ネコ好きの人にとっては、なんだかうきうきする一日ですよね。でもじつは、いま世界で多くのネコ科動物が絶滅の危機に瀕しているんです。近くにいるネコたちの姿をとおして、今日は世界の野生ネコたちにも目を向けてみませんか?
WWFジャパン 公益財団法人世界自然保護基金ジャパン 動物保護 啓発 2016年 猫の日 新聞広告 松元篤史 佐藤茉衣
人の世は 今日も一日 気くばりですね
人の世の クヨクヨ者に 申しあげたい 人の世は 悩みが 多すぎるのだ 人の世は 白い髪あり 黒い髪あり
資生堂 薬用不老林 頭皮用育毛料 育毛剤 抜け毛 薄毛 頭髪ケア ストレス 1985年 新聞広告 犬山達四郎
猫と父。らくちんな場所、見つけるのがうまい。
ゴメン、課長より、いい椅子で。 ケンカして、買った。 お前の名を決めたのも、この椅子。
マルニ木工 maruni 家具の製造、販売 インテリア ソファ 机 1981年 新聞広告 仲畑貴志
どこからでも、どこへでも、なんでも。同じレールでつながっている。
やさしい道さえあれば。専門家でなくても、軽々登頂。 同じドレミで弾いている。学校のピアノも、パイプオルガンも。
創り、応えるパートナー、IBM 日本アイ・ビー・エム コンピューター 情報システム 1988年 新聞広告 長谷川善一 吉田晴夫