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やはり人生はお洒落でなくては。
新しい人生のカレンダーを作りなさい。若いときとはまるで違う、これからのあなたの人生のカレンダーだ。そこにこれから自分がなすべきことを記しなさい。何をやろうか、何ができるか、ではない。これをやろう。これをやるんだと、決意を記すのだ。私は自分のカレンダーを四十歳の半ばで作った。勝手な夢と希望だから今もかなわぬことばかりだ。それでもないよりあった方がよかった。あなたにも新しいカレンダーを持つ資格がある。なぜならあなたは今日まで世間の荒波を越えてきた。実はそれ自体が素晴らしいことなのだ。十二分に何かをなしてきたと言えなくとも、ここまで十分に何かをなしているのだ。その上、私たちは十二分に若いし、恋だってできる。私のカレンダーの反省から一言。夢はシンプルで欲張りすぎぬよう。さらに言えばこれまで着ることのなかった新しいカラーを身につけるくらいのモダンさがあった方がいい。やはり人生はお洒落でなくては。
あなただけのカレンダー TOYOTA トヨタ自動車株式会社 SAI サイ 2010年 新聞広告 伊集院静
チョコレートは、ふたつに割れない。
どちらかが「大きいほうを取られた」とスネる。ひとりが「本よんで」といえば、ひとりは「おにごっこ!」6歳の姉と4歳の妹との、しあわせな三角関係。「パパはふたつに割れないよ~」ささやかな至福の時は、長くは続かない。やがて不揃いのチョコレートたちは私の膝の上から、それぞれの未来へ巣立っていった。甘く苦い記憶を残して…。時が流れた。バレンタインデー。まもなく定年を迎える私のもとへ、懐かしい恋人たちが訪ねてきた。ひとりは二児の母に。もうひとりはキャリアを選んだ。「お父さん、ちょっと子どもみてて」「それより買い物つきあって」相変わらずのふたり。姉の作ったトリュフはちょっと甘かった。妹のガトーショコラは、ちょっと苦かった。「同じように育てたんだけどな」妻が笑う。いつかのピュアな時間が蘇る。甘いチョコレートと苦いチョコレートが、くちの中で一つにとけた。 チョコレートで、ピュアな気持ちを伝える日。チョコレートは、明治。
人生が、ラブストーリーでありますように。 明治製菓 2010年 新聞広告 バレンタイン お菓子 山田尚武
チョコレートで、ピュアな気持ちを伝える日。
わたしがバレンタインデーに初めてチョコレートをあげたその人は、ごくふつうのサラリーマン。毎日、決められた時間に満員電車にもまれ、毎月、決められたノルマをこなし、決して多くはない給料を得る。かっこよくなんかない。いいところといえば、時折見せる子どもみたいな無邪気な笑顔かな。「義理ですけど」と釘をさしたはずだった。それがまさか、チョコレートのお返しに、一世一代のプロポーズ。あれから34年。意外にもわたしの夫となった笑顔の青年は、いつのまにか定年退職の年齢になった。少し皺が増えたけど、あの笑顔は変わらない。わたしも変わってなんかいない。「本当は義理じゃなかったのよ」今年こそ、そう言おうと思ったのだけど、いつものように、これだけしか言えなかった。「はい、これ」あの人が「なんだよ」と無邪気に笑う。(これが見たかった)「げー、パパにチョコレートとかあげちゃうわけ?」大学生の娘に目撃されてしまった。わたしは、ごくふつうの主婦。わたしだって、恋をしている。
人生が、ラブストーリーでありますように。 チョコレートは、明治。 明治製菓 2009年 新聞広告 バレンタイン お菓子 山田尚武
チョコレートで愛を伝える日。
告白しよう。 お菓子をはんぶんこするとき、いつも大きい方をくれたお兄ちゃん。はじめて作った料理、失敗だったのに、おいしいって残さずたべてくれたおじいちゃん。勉強が苦手だったわたしの、得意な学科をみつけてほめてくれた先生。大学合格を抱き合って喜んでくれたライバル。自分は浪人したのに。わたしのミスをかばって、得意先に頭をさげてくれた会社のセンパイ。恋の悩みも、仕事の愚痴も、黙ってきいてくれる女ともだち。子どもを転校させたくないからって、単身赴任を選んだお父さん。せっかく手にした仕事をあきらめて、わたしを育ててくれたお母さん。こんなわたしを、ささえてくれて、叱ってくれて、愛してくれるたくさんの人。だれひとり欠けても、今日のわたしはありませんでした。このきもち、言葉にしたいけど、やっぱり照れるから、チョコレートにこめてこっそりいいます。・・・ありがとう。チョコレートで「愛」を伝える日。チョコレートは明治。
人生が、ラブストーリーでありますように。 明治製菓 2013年 新聞広告 バレンタイン お菓子 山田尚武
人間、道に迷うこともある。迷いっぱなしはまずいけどな。
いや、だからさ、オレはねたえず地図を持ち歩いてる訳よ。本じゃないよ。パワーザウルス!カンタンだよ。オレが使えるんだから。
SHARP シャープ Zaurus パワーザウルス 1999年 新聞広告 小川英紀
この世界をワンダーに。
僕は、夢をみる。
ひとりのサッカー選手として、22歳の男として、そして親として、夢みている世界がある。そこには、言葉の壁なんてない。みんなが自分の国の言葉で、世界中の人とジョークを言い合える。家族と離れていてもつながっていていつも安心してくらしている。休日には、サイコーの音楽と一緒にクリーンで快適なクルマで気の向くままに走ったり。それは、ただの空想なんかじゃない。僕たちの未来はいつだって、夢を見ることからはじまるのだから。パナソニックは、2020年という変革の時へ向け、そんな夢の一つひとつをたくさんのパートナーとともに実現しようとしています。家、クルマ、そして街じゅうへオドロキのある未来を届けるために。2015年、私たちの新しい一歩にご期待ください。
Wonders! by Panasonic 2015年 元旦 お正月 新年新聞広告 テレビCM 松下電気 モデル:サッカーブラジル代表ネイマール選手
生きるって、何だろう。
平家物語を引き合いに出すこともなかろうが、生きるということは、死ぬということではないか。あるいは死につつあることと言ってもいいのかもしれない。満開の桜がそうであるように、漆黒の天にかかる満月がそうであるように、全霊で生きるものは己を散らせることへ突き進んでいくのみ。であるならば、この微塵の一生、いつかどこかで花を開き、円く満ちるときを留めることこそ全てだと言えはしないか。天と地との狭間に抗うだけの毎日に、風穴を開けられるのは自分しかいない。「細い線が描けなくなったら筆を置く」という巨人の言葉を噛みしめる午後。
ホルベイン工業 色材の総合メーカー ホルベイン絵具 絵画用品 2006年 芸術新潮 雑誌広告
母にも父にも似ていない部分。
目鼻立ちはお母さんに似ているけれど、口元は父親譲りでしょ。お前はときどきそう言う。それが満足なのか不満なのかは知らないが、微笑を浮かべながら、私の絵のモデルをもう何年も引き受けてくれてきた。では、お前の心は誰に似ているのだ。絵具を溶きながらふと思う。私にも見えない、娘の心の奥底にはどんな感情が渦巻いているのだろう。母にも父にも受け止められないその情念を、いつか他の誰かにまっしぐらにぶつける日がやってくるのだろうか。こうしている間にもお前はどんどん変化していきそうで、私は懸命に、絵筆で時間を止めようとするのだ。
ホルベイン工業 色材の総合メーカー ホルベイン絵具 絵画用品 2006年 芸術新潮 雑誌広告
空には星もあるのだから。
二十歳、新成人おめでとう。二十歳とは何だろう。二十歳は青空に似ている。青く澄んでどこまでも飛翔できる可能性を持った空だ。誰にも空はあるが、二十歳の空は君だけのものだ。空のキャンバスにどんな絵を描くかは君しだいだ。空を見上げてみたまえ。同じ空の下で、今日も戦場で若者が死に、テロは続いている。いじめで後輩が生命を絶っている。すぐそばで悲惨な事件が繰り返される。金で何でも手に入ると信じている輩がいる。おかしいと思わないか。哀しみと歩くために私たちは生まれてきたのではないはずだ。どうして人をいじめたり、平気で苦しめたりする者がいるのか。それはボクたちの身体の中に何ものにもかえられない素晴らしいものがあるのを忘れているからだ。子どもの時に読んだ本、聞いた詩、口ずさんだ音楽でやさしい気持ちになり、生きていることが素晴らしいと信じられた時間が詰まっているんだ。その気持ちを捨ててはいけない。人間が生きる姿勢はそこから生まれるんだから。二十歳の空はどこにでも飛んでいける。信じるものに向かって飛びだそう。空は快晴だけじゃない。こころまで濡らす雨の日も、うつむき歩く風の日も、雪の日だってある。実はそのつらく苦しい日々が君を強くするんだ。苦境から逃げるな。自分と向き合え。強い精神を培え。そこに人間の真価はある。今日から酒が飲める年齢だ。苦い酒を覚えろ。酒のマナーは品性だ。でも一人じゃないぞ。空には星もあるのだから。
二十歳の青空。 伊集院静 サントリー ウイスキー 成人式 成人の日 お酒 新成人新聞広告2007年
風の中に立ちなさい。
大人って何だ?大人とは、一人できちんと歩き、自分と、自分以外の人にちゃんと目を向け、いつでも他人に手を差し伸べられる力と愛情を持つ人だ。簡単に言ったが、そういう人間になるのは大変だぞ。君が大人になるためにひとつ助言をしておこう。ホモサピエンスは世界を一人で歩くこと、見ることですべてを学んできた。これは千年先もかわらぬ大人への授業だ。まずはケータイを置きなさい。インターネットを閉じなさい。テレビを消しなさい。パスポートを取得して、一番安い乗り物ですぐに日本を発ちなさい。目的地は?どこだっていい。この国以外の、風の中に立ちなさい。世界を自分の目でみることからはじめなさい。そこには君がインターネットやテレビで見たものとまったく違う世界がある。目で見たすべてをどんどん身体の中に入れなさい。そこに生きる人々が何を食べ、何を見つめ、何を喜び、何のために汗をかき、なぜ泣いているのかを見なさい。ともに食べ、ともに笑い泣きなさい。それだけで十分だ。でもラクな日々ではないぞ。苦しい中にこそ本物はあるんだ。やがて帰る日が来た時、君は半分、大人になっている。その時こそ、本当の大人への祝杯を上げよう。20歳の出発に乾杯。
伊集院静 サントリー ウイスキー 成人式 成人の日 お酒 新成人新聞広告2011年
卒業がさびしかったら、それだけ幸せだったということ。
きみの4年間と、きみの未来に拍手。 あの人は立教の卒業生です。と、いつかきみを自慢したい。 立教大学は、立教を卒業するあなたをお祝いします。
立教学院 創立140周年特設サイト 2014年 春 卒業式フラッグ広告
入学式。どこかに、一生の友達が座っている。
入学式で会えるのを、楽しみにしていました。 立教140年の歴史に、あなたが加わりました。 ようこそ、立教大学へ。
立教学院 創立140周年特設サイト 2014年 春 フラッグ広告
体から、健康を知らせる大きな便り。だから「大便」。
いいうんち出すなら、乳酸菌。 さぁ、デカイことしようぜ。 ヒミツ結社デルツマール
ヤクルト本社 2012年 雑誌広告 アボット・マーク・シュン
耳を澄ませ、匂いを感じ、見て、味わい、触れてみる。
is this japan? 日本の四季に育まれるもの。それは私たちの五感です。耳を澄ませ、匂いを感じ、見て、味わい、触れてみる。ものづくり、品ぞろえ、お客さまを笑顔でお迎えすること。もてなしのこころをととのえるのも、日本の五感。三越伊勢丹はそのひとつひとつに磨きをかけ、世界のあらゆるひとびとにひらかれた、胸のたかなる未来をつくります。 this is japan.
向き合って、その先へ。 三越伊勢丹ホールディングス 元旦 お正月 モデル:国木田彩良 2015年 新年新聞広告 ポスター スペシャルサイト
未来にぶつかる、君たちへ。
すべてをかけて戦ったとしても、未来が変わる保証なんてない。それでも、今という現実に真っ向から挑み、もがく主人公たち。いま、そんな彼らのむき出しの闘志が、若者に燃え移りはじめている。1000万部という数字は、そんな共感の証だと私たちは信じています。2015年、たとえ先は見えなくとも、彼らのように未来にぶつかっていこう。私たちも逃げない。愛されるだけでなく、心を燃やす漫画をつくっていきます。
3作品が1000万部突破! (キングダム・東京喰種・テラフォーマーズ) 週刊ヤングジャンプ はじめよう。2015 集英社 お正月 元旦 新聞広告 雑誌 書籍 コミック マンガ 読書
本と人で、本人。
今年は、パパもママも、ちょっと知らない僕になる。
本で見つけたお気に入りは、きっと一生の宝物になる。本でおぼえた知識は、きっと次の好奇心に変わる。恐竜だって、宇宙だって、日本の文化やことばだって。子どもは大好きなものさえ見つけたら、あっという間に成長していける。そこに、遊びなのか、学びなのかなんて区別はありません。子どもにとって、本との出会いは、いつも新しい自分との出会い。さあ、今年もたくさんの本を子どもたちに。
小学館 2015年 お正月 元旦 新聞広告 雑誌 書籍 コミック 漫画 マンガ 読書
いつかの夢は、今もいつかの夢ですか。
やってみたい気持ちはあるのに、忙しさに追われて忘れていたり、きっかけをつかめずにいることはありませんか。完璧なタイミングを待っていたら、どんな夢も夢のまま。思い切ってはじめることで叶う想いが、きっとあるはずです。
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世界を変えるには、たった一言あればいい。
「ありがとう」と伝えれば、優しさがつづく。「ごめん」と素直になれば、もう一度歩み出せる。「好き」と勇気を出せば、未来が動きはじめる。まだ伝えていない、あなたの世界を変える一言はありませんか。
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疲れを自慢して、疲れませんか。
いちばん休まなければいけない人が、いちばん休んでいない。 子供に「こんどいつ来るの」と聞かれた。 休み明けの部下に、 ついイヤミを言っていた。 日本を休もう
JR東海 東海旅客鉄道 仕事 過労 労働 休暇 休日 休養 1991年 新聞広告 後藤彰久
紙とペンを前にすると、人は、少し素直になれる。
ピピッ。ケータイに、メールが届く。ペコリと頭を下げたような絵文字と「ごめん」の文字。ごめん、ちょっと遅れる。ごめん、借りてた本、忘れちゃった。素直に言えるかわいい「ごめん」。でも、毎日生きていると、「ごめん」は、それだけじゃない。小さな誤解から、気持ちがすれ違ってしまうこと。トゲのある言葉で、誰かを傷つけてしまうこと。メールで伝えただけでは、きっと足りない「ごめん」。そんなときは、白い紙とペンを、どうぞ。上手な言葉なんかいらない。便箋の真ん中に一言「ごめん」だけでも、いい。それは、きっと伝わるから。絵文字がなくても、手書きの文字は、きっと伝わるから。
書く、を支える。PILOT(パイロット) 2010年 企業広告 文房具 後藤彰久
今さらでもいい。今からでもいい。
いつか、この広告がいらなくなりますように。 この道を、人の道に反しない道に。 思いとどまってくれて、ありがとう。 愛で地球を救う前に、ポイ捨てやめて原宿救おう。
ポイ捨て、かっこ悪いぜ。 ゴミ拾いボランティア団体 green bird 原宿表参道欅会 2011年 ポスター 下東史明



