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山 キャッチコピー
文明はやはりブラックが好きなのだ。
ブラックボックスをひと言で説明すると「中身が見えない」ということだ。その機能を利用することは簡単なのだが、なんでそうなるかがわからない。我々にとっては携帯電話がすでにしてブラックボックスだし、高度な技術者にとっては電卓の技術がむしろブラックボックスになっている。1足す1が2になる理由を考える暇があったら先へ進んだ方がいいからだ。人はブラックボックスを増やすことで進歩する。文明はやはりブラックが好きなのだ。
ブラックボックスについて Simple is BLACK BOSS サントリー 珈琲 缶コーヒー ボス 無糖ブラック 2010年 ラジオCM 中山佐知子
ユーモアの最高峰はブラックユーモアだ。
それは駄洒落よりも複雑で、ギャグを足蹴にするほど教養に富み、風刺より世の中に通じ、ヒューマニズムさえ否定するほど知的だったりする。ブラックユーモアはタブーに挑戦する唯一の武器である。ところでブラックユーモアに否定されたヒューマニズムはどこでどうしているのだろうか。「きれいごと」なんて呼ばれて、自分を見失っていないか心配だ。
ユーモアについて Simple is BLACK BOSS サントリー 珈琲 缶コーヒー ボス 無糖ブラック 2010年 ラジオCM 中山佐知子
年をとることは衰えることではないと思いたい。
年齢なりに場所を選び、波を選ぶ。筋肉は使っていれば落ちないもんだ。体力なんか、好きでやっているうちについてくる。波に乗るのは男の誇り。少しずつでも、ずっと続けるのがよい。55歳の先輩はいいアドバイスをくれた。さてこれから10年如何に生きるかをにらんで、キモチとカラダを考えなおす、男40数回目の秋。
SEIBU 西武百貨店 デパート 1993年 山本高史
しあわせだと、食べすぎない。
姉が着たワンピース、わたしのほうが似合う。 ロボットのネコより、外のネコがいい。 ハイヒールを処分するために、フリーマーケットに出た。 香りはセッケンでいい。 ジャガイモ1個。トマト2個。ツナ缶1個。どこにも出ない日曜日。 シンプルに生きることにした。シンプルに食べることにした。
キユーピー キューピー マヨネーズ 料理 クッキング サラダ 調味料 2002年 雑誌広告 秋山晶
その先の日本へ。
「つばさ」。少年の頃、空想の絵本で見たシルバー・エクスプレス。目的地は、北のハートランドです。特急で、快速で、山形からさらに北の地平へ、山並みへ。山形は新しい北へのゲートになるでしょう。目指すのは、永遠にハートを失わない人たちのいる土地。そして、あなたが都市の日常の中で忘れかけていたハートがもういちどみずみずしく、よみがえる土地です。雪どけの水をたたえ、ゆっくりと流れる川。その水がうるおす青々とした平野。それは、日本の風土の原点とも言える景観です。そして、そこに住む人たち。口数はすくなくても、話すと気持ちが伝えあえる人たちです。その土地が、本当の故郷と思えるような。「つばさ」で山形へ。その先の日本へ。あなたを日本のハートランドへお届けする、JR東日本です。
ポスター 東日本旅客鉄道 山形新幹線 つばさ 1993年 秋山晶
ただ一度のものが、僕は好きだ。
陽が昇り、陽が沈むように、青春は訪れ、通り過ぎて行く。きょうという日は、ただ一日。いまという時は、ただ一瞬。ただ一度のものに、夏の甲子園大会がある。勝者は1チームだけ。「敗れ去るもの去る者たちのドラマ」と言った人がいる。出場する彼らにも、レンズで追うあなたにも、セカンド・チャンスは、まず、無いと言っていい。だから、胸をしめつけるのだ。
CanonAE-1 キヤノン デジタル一眼カメラ デジカメ レンズ 一眼レフ 写真 撮影 デジ一 1977年 新聞広告 秋山晶
安全が商品になる時代が終わりますように。
需要は少ない。しかし、必要な人がいる。 0歳の人がいる。80歳の人がいる。人生は続く。
キユーピー キューピー マヨネーズ 料理 クッキング サラダ 調味料 2002年 新聞広告 秋山晶
記念日を大切にすることは、これからを大切にすることかもしれませんね。
大人になったら、したいこと。「大人の休日倶楽部」 JR東日本 JR北海道 旅行 思い出 駅 ポスター シニア 切符 キップ きっぷ 吉永小百合 会員限定 ジパング 山口広輝
あなたが悲しい夢を見たら、私の中に溶かして下さい。
それは、まだ、私が生まれる前のこと。ほの暗いゆりかごの中で、心地良い眠りについていると---何としたことでしょうか。人間たちの悲しい夢が、ひたひた、ひたひた、ひたひた、打ち寄せる波のように、私の身体をひたすのでした。ひたひた、ひたひた、ひたひた。それは、遠い昔のことだったそうです。悲しい夢を見てしまった一人の男が、こんなことを考えたのです。さて、悲しみの消える場所がない、というのは困ったことだ。せめて私は、世界中の悲しみを投げ入れても、投げ入れても、決してあふれることのない、一本のびんを作り、そしてその中には、どんな悲しみも溶かしてしまう、不思議な水を満たしておこう。ひたひた、ひたひた、ひたひた、打ち寄せる夢の中で、私はやっと、自分にめざめ、その時、私は、一本のサントリーオールドになりました。あなたが悲しい夢を見たら、私の中に溶かして下さい。
私はサントリーオールドです。 SUNTORY かなしい夢 ウイスキー お酒 1984年 ラジオCM 中山佐知子